DLPFCを衰退させる原因
DLPFCの活動が低下する原因には主に2つあります。
- 痛みに対する恐怖心
- 日常生活の中にある不安や恐怖・怒り。
原因1:痛みに対する恐怖心
経験した痛みが唐突であり、その痛みが激しい程に「こんな痛みは二度と御免だ」と感じるのが人間です。再発を予防する為に「痛みを伴う動作・行動を控える、避ける」という傾向が強くなります。
「痛み」を避ける為に行動様式が変化するのです。
この様に「痛みの記憶に心が縛られる」状態が続くとDLPFCが活発に活動をしてしまい、痛みが長時間続く事になってしまいます。
原因2:日常生活の不安・恐怖・怒り
職場での人間関係、家庭環境による不安や恐怖、怒りなど。特に漠然とした将来に対する不安や怒りなどの「拭えない不安や恐怖」は中々消える事が無い為に偏桃体が興奮を維持し、結果的にDLPFCの活動を抑えてしまいます。
ここに、注目すべき事実があります。
- 原因1:痛みに対する恐怖心
- 原因2:日常生活に潜む不安や怒り
この2つの「ココロの負担」には共通の原因があるのです。
それは「思い込み(固定観念)」や「自己イメージ」です。
最初からある先天的なものではなく、過去の経験によるトラウマや焼き付いたネガティブなイメージで後天的なものです。
例をあげます。
「人生は思い通りにならない」
こう強く感じ取っている場合、物事が順調に進もうとすると「思い通りに進む訳が無い」と警戒し、結果的に想像通り「うまくいかない」様な行動を取ってしまう事があります。
自分で導いた結果を見て「思った通りだ。人生はうまくいくものじゃない」と納得をしてしまい、一層ネガティブなイメージが固着します。望んでいない結果を招いているという自己矛盾です。
また「私は孤独だ」というイメージを自身に対して抱いている場合、やはり無意識のうちに「孤独になる」行動を取りがちです。
「孤独とはこういうものである」と自身の中にある「孤独」のイメージを実現していくのです。
成功哲学でも有名なナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」そのものです。
【仮説】原因がわからないぎっくり腰
これはまだ、仮説段階の話になりますが、、、、
急性痛の代表格といえば「ぎっくり腰」です。
そして、急性痛の定義とは
- 1. カラダに何かしらの異常による
- 2. 突発的な痛み
- 3. 発症からの期間は4週間未満
この様になっています。
急性痛の代表格と言えるのがギックリ腰です。
急性痛の定義は「体に何らか異常があって生じる突発的な痛みであり発症からの期間が4週間未満」となっています。
問題は「ギックリ腰」の場合は画像検査で「異常なし」となる事が多く、急性痛の定義にある「カラダに何かしらの異常がある」が満たされないケースが多々ある事です。
これはどういう事でしょうか。
ここからは私自身の仮説となります。