慢性腰痛でお困りのあなた。あなたの気持ちに寄り添いながら、その辛い腰痛からあなたを3ヶ月で解放し、もう痛まない腰に変わる施術をご提供する、静岡三島函南の慢性腰痛専門治療院 元気回復堂です。

腰痛の3分類




何故当院はこのような提案ができるのか?

腰痛の原因は老化や背骨の変形ではないことが科学的に証明された今、従来の診断名:椎間板変性、変形性脊椎症などの診断名は無意味になりました
本来の診断の目的は生命を脅かすような危険な疾患を確実に除外する、患者の不安を軽減させるというものです。しかし実際には恐ろし気な診断名で患者の不安や恐怖心を煽るだけで信頼出来ない。というのが現状です。

そこで、登場したのがトレアージです。

トレアージとは患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うことで腰痛疾患のトレアージは以下の3つのカテゴリーに分かれます




1、危険信号(レッドフラック)
全腰痛患者の1%~5%

生命を脅かすような危険な疾患や緊急に手術を要する疾患、悪性腫瘍(ガン)、脊髄感染症、圧迫骨折、強直性脊椎炎、馬尾症候群など悪性腫瘍が原因の腰痛、全体の1%未満に過ぎませんが80%は50歳以上・・・50歳以上の腰痛患者は画像検査を受けるべきです

その他の特有な所見は、悪性腫瘍の病歴を持つ、原因不明の体重減少、1か月以上の保存的治療でも痛みが軽減しない、安静にしても痛みの軽減がないなどがあげられます

特に、乳癌、肺がん、前立腺がんは脊椎転移を起こしやすいので、これらの病歴がある方が腰痛を発症した場合はエックス線写真撮影、CTスキャン、MRI、骨シンチグラフィーなどで徹底的に調べるべきです

脊髄感染症が原因の腰痛
脊髄感染症は尿路感染、尿道カテーテルの留置、皮膚感染症、糖尿病、非合法薬物の静脈内注射によっておこる可能性があります

強直性脊椎炎が原因の腰痛
強直性脊椎炎は、進行すると脊柱全体が癒合してしまい、どの方向にも動かせなくなる、男性に多い膠原病の1種です。

次の項目のうち、4項目以上あてはまるようなら強直性脊椎炎の疑いがあるのでエックス線撮影と血液検査で調べる必要があります
馬尾症候群が原因の腰痛
馬尾症候群とは痛みではなく麻痺が中心の症候群です
しかし、だだちに手術が必要となるのは全体の0.04%です

内臓疾患や感染症に関連して起きる腰痛
以下の内臓疾患や、感染症が腰痛の原因となる場合があります。
解離性大動脈瘤破裂、胆嚢炎、胆石症、急性膵炎、腎・尿管結石・腎盂炎・急性腎炎・子宮外妊娠・骨盤腹膜炎・子宮内膜症・膠原病・インフルエンザ・脊椎カリエス
危険因子(レッドフラッグ)は病院に行かなくても以下の問診で検出出来ます
このリストに該当するものが1つでもあれば、必ず重大な病変があるというわけではありません。ですが、命に変わる病気がないことを確かめるために、整形外科を受診して画像検査と血液検査を受けて下さい

もし「レッドフラッグがひとつもなければ、重大な病変が潜んでいる可能性は99%ないといえます。なぜなら「レッドフラグ」のない腰痛患者に重大な病変が見つかるケースはわずか0.04%しかないからです
2、非特異的腰痛
(全腰痛患者の80%~90%)
腰椎部・仙骨部・臀部・大腿部に痛みを感じる場合、姿勢や動作によって痛みが変化する(強くなったり、楽になったり)という特徴があります。
例えば、顔を洗う時や歯を磨くときに痛む、寝床から起きるときに痛むなどは非特異的腰痛です。
非特異的腰痛は6週間以内に90%の患者が自然に回復します
3、神経根症状
(全腰痛患者の5%~10%)
腰痛より下肢痛(主に片側か片側優位)のほうが強く、膝の下からつま先まで痛みが放散したり、しびれや知覚異常、筋力の低下があります。

6週間以内に50%の患者が自然に回復します。腰痛患者の95%~99%は「非特異的腰痛」か「神経根症状」のどちらかに分類できるはずです。

幸いにもこの2つは、風邪やササクレのような自己限定疾患なので、治療するしないにかかわらず、遅かれ早かれ時間が解決してくれる「グリーンライト」、つまり万国共通のゴーサインということです。



まとめ

急に腰が痛くなったらまず「レッドフラック」をチェックしてください
それがなければ「グリーンライト」ですからどのみち回復する運命にあると思って安心してください。ただし以下の2つのことに留意してください

1、痛みに耐えられる範囲でゆっくりと体を動かし始め、少しずつ活動範囲をひろげて普段通りの生活にもどす。

2、出来れば仕事は休まない方がよい。もし休んだとしても、痛みが完全になくなるのを待つ必要はない、また「レッドフラック」があったとしても、画像検査や血液検査で重大な病変が見つからなければ「グリーンライト」です

さて、ここまで読んでこられたあなたはこんな疑問を持っているはずです。
「腰痛患者の95%~99%が非特異的腰痛か神経根症状で放っておけば回復するグリーンライトならなぜ私の腰痛はいつまでも続くのか?」この疑問、至極当然です。

実は、腰痛を引き起こし、何度も再発させ、回復を妨げる真犯人がいるのです。
その真犯人とは心理社会的危険因子(イエローフラッグ)です
〇グリーンライトな腰痛を慢性化させる要因イエローフラッグ
腰痛の概念の革命的な転換がはじまっています。
以下の2つの理由から従来の「腰痛は生物学的損傷」という捉え方から「生物、心理、社会的疼痛症候群」という捉え方へ大きく変化しました。

理由その1
腰痛疾患の原因は生物学的、物理的、構造的な損傷にちがいないと体を調べてきましたが、病状と関係性がある損傷は見つけられなかった。

理由その2
生物学的、物理的、構造的なアプローチ、従来の体に対する治療成績は予想以上に悪い

ここでは新しい捉え方のきっかけとなった代表的な研究を紹介します。

大転換に関する研究1
(アメリカで行われた研究で1993年に発表)
"椎間板ヘルニアに対する手術をテーマにした医学論文のうち81件を選び出して厳密に検討した結果、椎間板ヘルニアに対する手術成績は、心理社会的影響を強く受けていることを発見した

大転換に関する研究2
(アメリカで行われた研究で1997年に発表)
椎間板摘出術が予定されていた腰下肢痛患者84名を対象に
上記の4項目を術前に評価しておき、術後の治療成績との関係を調べました。

治療成績と最も関係が深かったのは理学検査や画像所見ではなく心理テストのミネソタ多面的人格検査だったと報告しています。
特に心気症尺度とヒステリー尺度が高い患者は治療成績が悪かった。

大転換に関する研究3
(スイスで行われた研究で1999年に発表)
46名の椎間板ヘルニア患者を対象に、椎間板摘出手術の治療成績に影響を与える因子を2年間にわたる追跡調査で分析しています。

術後の職場復帰状況は心理的因子(抑うつ状態)と仕事の社会的側面(職場での精神的ストレス)の影響を強く受けており、画像所見や臨床症状(椎間板のつぶれ方や髄核の脱出の程度、痛みの強弱)には全く影響されないことを発見しています

以上の3つの研究の成果から腰痛疾患の治療成績は、患者の症状の強さ、画像所見、あるいは治療法によって左右されるものではなく、心理社会的因子が決定づけていることが明らかになりました。

アメリカで行われ、2000年に発表された研究では心理社会要因が腰痛の発症にも関与することが証明されました。その研究とは以下の通りです
その結果わかったことは

・心理的ストレスは単独で腰痛の原因となりえる
・内向型、直感型といった性格特性は外向型に比べて心理的ストレスを受けると腰痛発症リスクが増加する
・腰痛の発症には物理的因子よりも心理社会的因子の影響を強く受ける
ということでした

これらの研究成果を受けてアメリカとイギリスの腰痛診療ガイドラインでは次の4つの事実を指摘しています
これらの事実をふまえ同上の腰痛診療ガイドラインでは、心理社会的因子は診断と治療を複雑にし、治療成績や慢性化に影響をあたえるため患者の心理的、職業的、社会経済的因子に目を向ける必要があると勧告しています。

最後に紹介する研究は腰痛に対する正しい情報をしることで痛みが改善され、再発も防止できることを証明したものです。

スペインで行われ1995年に発表された研究
"仕事に障害が出るほどの慢性的な腰痛に苦しむ労働者に対し、3時間程度の腰痛に対する講習を受講してもらったところ、3年後、受けない人と比べて、腰痛による活動障害度や再発率が75%減少した。

解説
腰痛に対する講習を受講しただけで、腰痛を改善し再発も防ぐことが出来ることを発見した画期的な研究です。

しかもこの講習、難しいものではなく、痛みの原因と体を動かすことの効果を説明しただけ。

効果のあった理由は・・・・
"正しい情報を知って、腰痛に対する恐怖が取り除かれたから。
研究を実施したインダールは「腰痛に対する患者の意識変革が、手術や薬物療法以上の効果をもたらす」と評価しています。

ただしそれは、「患者自身が可能であるという信念と態度をもった時だけ実現する」ともいっています。

それでは、腰痛を長引かせる心理社会的要因とは具体的にはどんな内容なのでしょうか?
ニュージーランドの事故補償公団がイエローフラッグを7つのカテゴリーにわけて発表しています。各カテゴリー内の番号は影響力の強い順番です



1、不適切な態度と信念
2、感情の問題
3、診断と治療の問題
4、不適切な行動
5、家族の問題
6、仕事の問題
7、補償の問題