慢性腰痛でお困りのあなた。あなたの気持ちに寄り添いながら、その辛い腰痛からあなたを3ヶ月で解放し、もう痛まない腰に変わる施術をご提供する、静岡三島函南の慢性腰痛専門治療院 元気回復堂です。

科学的根拠

ここではヘルニア、背骨の異常や老化が腰痛の原因ではない科学的な証拠を述べていきます。もちろん、このことは首の痛みや肩こり、手のしびれなどにも言えることなので、これらの症状でお悩みの方にも参考になるはずです




1、腰痛の原因は椎間板ヘルニアなのだから手術しないと治らないのうそ!

◆椎間板変性の研究1
まず始めに紹介する研究はスイスで行われたものです

この研究の内容は腰痛のない健常者41名を対象に、腰部椎間板をMRIで繰り返し撮影し5年にわたって5年間追跡しました。この研究のポイントは職業も年齢もバラバラな41人の健常者の椎間板が5年の年月を経てどう変わったのか?

また5年の間で腰痛を発症した場合、椎間板に変化があったかどうかです

その研究によると

1、全体の41%に椎間板変性の発症または進行が見られたものの、「重い物を持ち上げる」「重い物を運ぶ」「体をひねる」「体を曲げる」といった従来の従来の危険因子とは関係がなかった

2、腰痛の発症率はむしろ椎間板変性のある方が低いということがわかりました。
この結果を受けて研究者のエルフェリングらは腰痛と椎間板変性との間に関連はないと結論づけました
◆椎間板変性の研究2
次の研究はカナダで行われ、1995年に発表されたものです

この研究の内容は男性の一卵性双生児115組を対象に詳細なアンケートとMRIを使って椎間板変性を促進させる危険因子を調査した

この研究のポイントは研究1で明らかになった通り椎間板の変性が「重い物を持ち上げる」「体をひねる」などの物理的な要因と関係ないならば椎間板変性を促進させる新犯人は何なのかということです。

同じ遺伝子を持った一卵性双生児でも性格や仕事、生活習慣はちがうはず、どのような要因が椎間板変性を促進したのでしょうか?

この研究の結果
椎間板の変性は仕事やレジャーにおける身体的負担、車の運転、喫煙習慣よりも遺伝的因子の影響を強く受けていることが判明しました
◆研究1と2の結果
椎間板変性の発症は、これまで信じられていた物理的因子と無関係であり、そして腰痛とも無関係であることが証明されました

このような研究結果を受け、アメリカの腰痛診療ガイドラインでは、科学的根拠のない無意味な診断名として腰椎椎間板症(椎間板変性、椎間板障害、椎間板裂傷、椎間板症候群)をあげています

これまでの研究は症状を訴える患者を対象にしたものがほとんどでしたが、症状のない健常者を対象にした研究が増えるにしたがって従来にの常識を覆すいろいろな事実がわかってきました。これは椎間板ヘルニアについてもいえることです

腰痛も坐骨神経痛も引き起こさない椎間板ヘルニア

ここからは椎間板ヘルニアについての研究です
これから紹介するアメリカ行われた3件のヘルニアの研究は似た内容で同じような結果をだしています

腰下肢痛の経験がない健常者の腰部画像の中に腰下肢痛患者のの腰部画像をまぜて事情を知らない医師に読影させるというものです

これらの研究のポイント
もし、椎間板ヘルニアが腰痛の原因ならば腰下肢痛の経験がない健常者には椎間板ヘルニアはないはずです

それでは1件ごと見ていきます




◆ヘルニア研究1
(1984年発表)
腰下肢痛を経験したことがない21歳~80歳までの52名を対象にCATスキャン(コンピューター体軸断層撮影装置)
で腰部を撮影し、それに要下肢痛患者のCAT画像6枚をランダムに混ぜ合わせ、内容を知らない3名の神経放射線医にこれらの画像を読影(ドクエイ)させました

その結果は
? 年齢にかかわりなく35,4%に何らかの異常が検出
? 40歳未満で19,5%、40歳以上では26,9%それぞれ椎間板ヘルニアがみつかった
◆ヘルニア研究2
(1990年発表)
腰下肢痛を経験したことがない20歳から80歳までの67名の腰部をMRIで撮影し、それに腰下肢痛患者のMRI画像33枚を
ランダムに混ぜ合わせ内容を知らない3名の神経放射線医にこれらの画像を読影さえました。

その結果は下記表の通りです

健常者の異常検出率
◆ヘルニア研究3
(1994年発表)
腰下肢痛を経験したことがない20歳~80歳までの98名の腰部をMRIで撮影し、それに腰下肢痛患者のMRI画像27枚をランダムに
混ぜ合わせ、内容を知らない2名の神経放射線医にこれらの画像を読影させました
この研究では椎間板ヘルニアを次の3つに分類し、タイプ別に異常検出率を調査しています。
1、椎間板膨隆(繊維輪の亀裂はないが椎間板が後方に膨れている)
2、椎間板突出(繊維輪に亀裂が生じて髄核が後方へ移動する)
3、椎間板脱出(髄核が繊維輪を破って後縦靭帯まで達している
その結果、少なくても1か所以上の椎間板膨隆が52%、椎間板突出が27%椎間板脱出が1%に確認されています。
ここのように腰痛や座骨神経痛のない健常者における椎間板ヘルニアの検出率はおおむね20~50%といったところです
◆ヘルニア研究4
(1995年発表されたカナダの研究)
こここにヘルニアに関するもう1つの研究があります。この研究は腰痛研究者にとっては最高の名誉とされる国際腰痛学会の
ボルボ賞を受賞しました。

この研究の内容は先の3つの研究とほとんど変わらないのですが次の2点だけがちがいます。

1、健常者の属性(年齢、性別、職業など)を一致させた
2、すでにヘルニアと診断された強い腰下肢痛を訴える患者のMRI画像を用いた。またその画像の数を健常者のものと同じ数にした
研究内容
すでに椎間板ヘルニアと診断された強い腰下肢痛を訴える患者46名と年齢、性別、職業などを一致させた健常者46名の
腰部椎間板をMRIで撮影し、内容を知らない2名の神経放射線医に両群の画像所見を読影させました。

その結果は
健常者の76%に椎間板ヘルニアが85%に椎間板変性がみつかりました。
以上、椎間板変性の研究2件、ヘルニアの研究4件により、画像検査により椎間板に異常が検出されたとしても、それが必ずしも
腰痛や座骨神経痛を引き起こさない事実が証明されたわけですが、痛みのない健常者の76%がヘルニアを持っているのならば
椎間板ヘルニアの存在は異常とはいえません。
◆その結果は
健常者の76%に椎間板ヘルニアが85%に椎間板変性がみつかりました。

以上、椎間板変性の研究2件、ヘルニアの研究4件により、画像検査により椎間板に異常が検出されたとしても、それが必ずしも腰痛や座骨神経痛を引き起こさない事実が証明されたわけですが、痛みのない健常者の76%がヘルニアを持っているのならば椎間板ヘルニアの存在は異常とはいえません。



2、腰痛の原因は背骨の異常であるはうそ

画像検査で発見される異常は椎間板変性やヘルニア以外にも潜在性二分脊椎、腰仙移行椎、脊柱側彎症、脊椎分離症、脊椎すべり症
などが見つかります。しかしこれらも腰痛の原因ではありません。上記のように腰痛患者と健常者とを比較した研究ではこうした異常の
検出率に全く差が出ていないからです。
ここでは4件の研究を紹介します。4件とも腰痛患者と健常者の腰部の画像を比較し、健常者でも背骨の異常があることを証明しています


◆背骨の異常に関する研究1
(アメリカで行われた研究で1953年に発表)
腰痛患者100名と健常者100名の腰部エックス線写真を比較した結果、両群間の腰仙移行椎、脊椎辷り症、潜在性二分脊椎、
変形性脊椎症の検出率に差はなかった
◆背骨の異常に関する研究2
(アメリカで行われた研究で1957年に発表)
腰痛患者200名と健常者200名のエックス線写真を比較した結果、両群の間の異常検出率に差はみられなかった
◆背骨の異常に関する研究3
(イスラエルで行われた研究1984年に発表)
18歳~50歳までの腰痛患者807名と健常者936名を対象に腰部エックス線撮影によって脊椎分離症の検出率を比較、その結果、腰痛患者の9.2%に、健常者の9.7%に脊椎分離症がみつかり、両群の間に脊椎分離症の検出率の差がないことがわわかりました。
◆背骨の異常に関する研究4
(アメリカで行われ1992年に発表)
雇用前健康診断を受けた港湾労働希望者208名、急性腰痛を発症した港湾労働者207名、6か月以上の慢性腰痛患者200名
を対象に2名の整形外科医によって腰部エックス線写真の異常検出率を比較しました。
この研究のポイント
これから港湾で働こうという人におそらく腰痛持ちはいないでしょう。ですから雇用前健康診断を受けたひ208名は健常者と考えても差支えないと思われます。

また急性腰痛を発症した港湾労働者207名の中には肉体的な労働をしている方が多いと思われます。

そして6か月以上の慢性腰痛患者200名の腰部エックス線写真を比較したらどうなるのか?
◆研究の結果
3群間の異常検出率に差はありませんでした
このことから将来の腰痛発症を予測できないばかりか、放射線被ばくの問題もある腰部エックス線写真は雇用者を選別するための方法
としては価値がないということががわかりました。
上記の背骨の異常に関する4件の研究のように画像検査で発見される背骨の異常は腰痛とは関係がないことが科学的に証明されています。



3、腰痛の原因は老化であるのうそ

老化による背骨の変形を医学界では変形性脊椎症(老化現象にともなって背骨が変形したり骨棘という骨増殖がみられたりするもの)
といいます。もし、老化が原因なら高齢になればなるほど腰う痛患者の数は増えるはずです。しかし実際に調べてみると
老化に関する研究1
"山口義臣・山本三希雄は17歳以上の一般住民6979名を対象に腰痛に関するアンケート調査を行っています。
それによると、腰痛のピークは30代~40代にあり、初めて腰痛を経験した年齢も20代をピークに徐々に減少している。下記グラフを参照してください
"
これからあげる2つの研究は健常者と腰痛患者の腰部エックス線写真を比べ変形性脊椎症をの検出率を比較した研究です


◆老化に関する研究1
(アメリカで行われた研究1953年に発表)
腰痛患者100名と健常者100名の腰部エックス線写真を比較したところ両郡間の変形性脊椎症の検出率にちがいはなかった。
◆老化に関する研究2
(デンマークで行われた研究1985年に発表)
60歳の一般住民666名を対象に胸椎と腰椎のエックス線写真を分析しています。

それによると、過去10年以内に腰痛になったことのある358名で58.7%に腰痛のない308名で57.5%に変形性脊椎症が見つかり両群の間に検出率の差は認められていません。